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洗剤の歴史

こんにちは、店長のまえじまひとしです。

今回は、皆さんが日常使っている石鹸や洗剤のお話しをします。


石鹸の歴史は古く、紀元前1000年代のローマ時代に、サプルの丘でいけにえの羊を焼いて神に供える風習があり、したたり落ちた脂と木の灰(アルカリ成分)とから自然に石鹸が出来、土にしみ込んでいた。この土は人々から汚れを落とす不思議な土として大切にされ、このサプルがソープ(soap)、すなわち石鹸の語源になったと言われています。


こうして、現代では石鹸は汚れを落とす手洗い石鹸や洗濯洗剤として使われています。
ちょっと、ここで実験です。

水と油って、ビンの中に入れていくら振っても混ざりません。
ですが、洗剤を入れると白濁して混ざります。

これは、洗剤の中の界面活性剤というものが働いてくれるんです!
洗剤の入ったビンの中では油と水が混ざっているように見えますが、実は、界面活性剤が水と油を包み込んでいるから、白濁して混ざっているように見えるんです。
つまり、界面活性剤は水の中で衣類に付いた油汚れをはがす働きをしています。

このように、いつもケンカばかりしていて仲良くなれない油くんと水くん、そこに界面活性剤さんが間に入って、手をつなぎ油と水が仲良くなる役目をしているんですね。

界面活性剤には洗剤だけでなく、マヨネーズや牛乳にも含まれています。
例えば、マヨネーズの中にはお酢と油が含まれていますが、卵が界面活性剤となって混ざっているからマヨネーズが分離しないようにできているんです。

次回は、界面活性剤の種類についてお話ししますね。

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。