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界面活性剤の組み合わせ

こんにちは、店長のまえじまひとしです。
今日は、界面活性剤の組み合わせについてお話ししますね。
界面活性剤の種類には4つあることをお話ししましたが、
効果が薄れてしまう組み合わせがあります。

陽イオン界面活性剤(カチオン)と陰イオン界面活性剤(アニオン)を組み合わせると洗浄効果が発揮できません。

これは、同溶液内に一緒にアニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤が混在すると、
溶液中で両者の電荷を中和して、効果を打ち消しあってしまうからです。

ですので、本来、界面活性剤の性質を思えば、

洗剤と柔軟剤を一緒にすることは絶対に出来ません。


ところで、リンスインシャンプーはどうなの?
 
これは、分子の原理を利用して、水に溶けやすいアニオン界面活性剤がまず最初に洗浄力を発揮し、水に溶けにくい高分子カチオン界面活性剤が時間遅れで電荷を中和し柔軟作用を与える。
といった、リンスインシャンプーはこのような原理を使ったものだったのです。
アニオン界面活性剤がベースのシャンプーは目にしみます。
(アルカリ性だとさらにしみます)

※アミノ酸系はほとんどしみません。

両イオン界面活性剤もしくは、ノニオン界面活性剤がベースで
弱酸性のシャンプーは、基本的に目にしみません。

皆さんの使っている洗濯石鹸や洗濯洗剤はアルカリ性の界面活性剤ですので、アルカリ石鹸は肌あれを起こすくらい洗浄力が高く、汚れ落ちが良い事が言えます。

次回は、アルカリ類・酸類などの界面活性剤以外の洗剤についいてお伝えしますね。

 

最後まで、ブログをご覧いただきありがとうございました。